シミはハイドロキノンで消すことは出来る?
女性の肌の悩みの中でも特に多いのが「シミ」に対するものではないでしょうか?
シミは簡単にできてしまいますが、一度できるとなかなか消えてくれません。
しかし、美容皮膚などの医療機関でレーザー治療などを行うとかなりの金額がかかってしまいます。
できればセルフケアでシミを消したい、と思う人はかなり多いのではないでしょうか?
そこで近年注目されている成分が「ハイドロキノン」です。
ハイドロキノンは美容皮膚などでもシミ対策に使用されている成分です。
ではハイドロキノンとはどのような効果のある成分なのでしょうか?
ハイドロキノンとは
国内では医師の処方のもとでしか購入する事が出来ませんでしたが、2001年の薬事法改正により、化粧品に使用されたり市販で販売されるようになりました。
シミができる原因は肌にメラニン色素が沈着してしまう事です。
ハイドロキノンにはシミの原因であるメラニン色素を作り出す「チロシナーゼ」という物質の働きを抑制し、シミができないようにする効果とともに、できてしまったシミであるメラニン色素を分解することでシミを薄くする効果があります。
ハイドロキノンが効果的なシミ
このようにできてしまったシミにハイドロキノンは効果的なのですが、全てのシミに対して効くわけではありません。
- 紫外線を肌に受ける事でできた「日光性黒子(老人性色素班)」
- ニキビの後や虫刺されが跡になって残ってしまった「炎症性色素沈着」
- 女性ホルモンが影響する事でできる左右対称のシミである「肝班」
のみです。
上記のシミであればある程度個人差はありますが、3ヶ月ほどで効果が出るとされています。
ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンには副作用が出る事があるので使用するときには注意をしましょう。
白斑
ハイドロキノンは「肌の漂白剤」と言われる成分です。
そのため長期間使用し続けることでその部分が元の自分の肌の色よりも白くなってしまう事があります。
シミがある程度薄くなったらハイドロキノンの使用をやめるようにしましょう。
シミが悪化する
ハイドロキノンは紫外線にとても弱い成分なので、使用した直後に紫外線を浴びてしまうとその部分に過剰にメラニンを分泌させてしまい、シミを悪化させてしまうことがあります。
使用した後に外出する際は、帽子や日傘を利用したり、日焼け止めを使用するなどして紫外線対策をしっかり行うようにしましょう。
炎症を起こす
ハイドロキノンはシミを消すほどの強力な効果のある成分なので、肌に赤みや炎症を起こしてします事があります。
自分の肌に合うかどうか使用前にパッチテストを行い、その時に少しでも異変があるようであれば使用をしないようにしましょう。